新しい手帳

アクション・プランナー

毎年この時期が来ると買っているのが「4月はじまりの手帳」。もう10年以上同じタイプのものを使い続けている。見開き1か月のポケットサイズの薄い手帳。

来年度の手帳は例年と同じものとはいかず、新しいタイプをひたすら探していた。新年度から職場の人員削減となるため、おそらく抱える仕事の量は倍増する。そうなると見開き1か月の手帳では予定が書ききれなくなるため、見開き1週間タイプの少し大きめの手帳を探していた。

ネット検索すると「ウィークリー手帳」はたくさん見つかる。見つかるのだが、どれも求めるものと違いすぎる。入手したい手帳とか…一枠が30分刻みになっており、かつ一桝に書き込める文字数が10文字以上のもの…だが、これがなかなか見つからない。

数日かけてネット検索をしつつ諦めかけた時に目に留まったのが『アクションプランナー』という手帳。

とにかく不要なものを削ぎ落とし、時間管理をして自分のための時間を見つけるための手帳というコンセプトに偽りなしという感じのシンプルな手帳。平日も週末もほぼ休みがない生活をしているので、自分のための時間など見つかるはずもないのだが…仕事のための手帳として使うのに「ツボにはまった」使いやすさを予感させる。

4月始まるの手帳の開始日が3月13日…もうすでにその日から始まる手帳には30分単位のアポイントメントがたくさん書き込まれ始めている。これから1年間、手帳にはビッシリと予定が書きこまれていくに違いない。今までの手帳ならば埋め尽くされた予定欄を見てため息しか出ないだろうが、この手帳なら…(あぁ、まだここに30分の空き時間があるなぁ)と見方を変えられるような気がする。

さて手帳は手に入れたが、「予定は未定」の言葉通り変更があって当たり前。とうぜん訂正を余儀なくされる。インクで書き込むと線を引いて消すしかないのだが、新しい予定を書き込めなくなってしまう。修正ペンは使う気にならないし、どうしたものか…。

しかたなく学生時代以来使ったことがなかったシャープペンシルを手帳用に探し始めた。文具店に足を運んだが、これはというものが見つからない。その代わりに消せるボールペン『フリクションボール』というのが目に留まった。シャープペンだと消しゴムも一緒に持ち歩く必要があるが、フリクションボールはノック部にインクを消すためのイレーサーがついている。仕事上ボールペンに慣れてしまっているので、敢えてシャープペンを使う必要がなくなるのは嬉しい。このボールペン、実際に綺麗に文字が消えてくれるので、予定表用の筆記具としては最強ではないだろうか。

(※公式サイトによると気温60度以上でインクが失色するとある。これって実は素敵な仕様ではないか?個人情報を書き込んだ手帳は捨てられずに積み上げたまま放置しているのだが、このインクなら一夏クルマの中に放置しておけば書き込んだ情報は綺麗に消えてくれるかも…そんなに上手くいかないか…)

実際に手帳に書き込んでみると…0.5ミリでは結構線が太い…。予定が立て込んでくると、一枠だけ消そうとしても隣接枠の文字まで消してしまう。けっきょく改めて0.38ミリのタイプを注文することにした。早く届くと良いけれど。