Dolby Atmos

ONKYO Dolby Atomos Enabled Speaker
HDMIケーブル交換で音響的にグレードアップしたシアタールーム(なんちゃってだけど…)。それでもまだ気になることが…。

我が家のAVアンプ(DENON AVR-X4100W)もすでに販売中止モデルになって久しいけれど、現状を超える必要を感じないので、壊れるまで使っていく。以前はLINNのAVアンプやYAMAHAのDSP-Z9を使っていたけれど、今時のAVアンプは当時に比べると遥かに性能が良い。なんちゃってとは言え専用のシアタールームでキッチリとスピーカーセッティングを行えば5.1chで全く問題ない。Chが多ければ良いというものではないことは実体験としてわかっている。しかしちょっと寂しいのは縦方向のサラウンド。

AV機器を入れ替えたときにちょうどDolby Atmosが登場した。Atmosを自宅で利用することはなさそうだったが、いちおうAtmos対応のAVアンプとEnabled Speakerを購入した。

Dolby Atoms Enabled Speakaer
Dolby Atmos対応AVアンプとEnabled Speakerを使って自動音場調整を行って2年半、まったく再調整することなく過ごしてきた。今回のHDMIケーブル交換を機に再調整をすることにした。

AV機器の取扱説明書はPDFファイルをやめて紙にしてもらい…手元で見ながらセッティングが出来ないのはとても不便…すべての設定説明を記憶できるほど賢くないので、途中で厭になってしまう。今回はそこをグッと我慢して再セッティングをしてみた。

以前は何も考えずに自動音場設定を行ったのだが、これだとDolby Atmos対応にならないことがわかった。せっかくDolby Atmos Enabled Speakerを使っているにも関わらず、実際にはフロントハイトスピーカーとしてセッティングされていた。これを今回はキッチリとDolby Atmos仕様で自動音場設定してみたら、これまでとはかなり違うサラウンド感が手に入った。

やはり高さ方向の音の広がりが全然違う。HDMIケーブルを交換したことで横方向のサラウンド感は向上し、今回のAtmos仕様セッティングで縦方向にも音場が広がった。Atmos対応ソフトは持っていないが、疑似Atmosでも十分に効果は感じられる。

これでまた7.1ch(5.1+Atomos)で十分だなという気持ちが強くなった。実際には13.1chまで可能になるだけのスピーカーは持っているが、まったくその必要性を感じない。広大なスペースを確保できない家事情においては、7.1chでもう十分だろうと思う。

ピュア・オーディオが廃れ、今度はホームシアタまで廃れてきた感がある。世の中すべてコンパクトさが持て囃され、スマホがあればテレビもオーディオもいらない時代。それでも私はホームシアターをやめる気がないので、生き残っているAV機器メーカーには是非とも頑張ってもらいたい。